Top >  A.市場調査方法 >  郵送による市場調査

郵送による市場調査

市場調査の方法の中には、アンケートなどの調査票を家庭や企業に郵送して回収するという方法があります。
この調査方法は、訪問による調査と比べてコストがかからない市場調査方法です。
コストがかからない調査方法としては、電話による調査する方法もありますが、郵送を使えばアンケートなどの調査票を全国一斉に送ることが可能なので、調査範囲を大きく取って調査することができます。

しかし、この郵送による市場調査には最大の欠点があります。
それは、回答(データ)の「回収率」が低いことです。
この調査方法はアンケートなどの調査票を郵送した後は、返送が来るのを待つしかありません。
回答者がアンケートをいつ読んでくれるか、いつ記入し返送してくれるかもわかりません。
もしかしたら、読みもせずゴミ箱に流れてしまうことも少なくありません。

以上のことから、この市場調査方法は回収率が低く、更に回収に時間もかかってしまうという大きなデメリットが2つあります。
ちなみにその回収率は、2~6%ほどしかありません。
少しでも回収率を上げる工夫として、質問事項が多くない場合であれば、ハガキを使用することで回収率を多少上げることができるようです。

また、事前に電話連絡などをして協力者をつくっておくと、回収率が上がります。
アンケートなど調査票を留め置きするような場合は、返送を待つという姿勢ではなく、郵送(もしくは手渡し)した後に一定期間をおき、調査員などが回収に出向く方法もあります。

市場調査の方法の中には、「見る」だけのものがあります。
つまり、観察による市場調査です。
観察による調査方法は、ある街の中で不特定多数の大勢を対象に観察する形式のものと、小売店などで店内のお客を対象に観察する形式のものがあります。

前者は、タウンウォッチングとも言われます。
調査員が街に繰り出し、大勢の中から対象に当たる人の行為・行動や、持っている物(服装や装飾品など)などを観察して調査するものです。
調査の対象となる人の属性によっては、街に繰り出す時間帯なども、質の良い調査結果を持ち帰れるかどうかの大切な要素になります。
後者は、店頭及び店内観察と言われます。
調査員が店頭または店内に立って、お客の行動や商品を手にしている反応などを観察して調査するものです。
主に小売店などが、店舗経営に役立てるために行われます。

この観察による市場調査は、やはり直に対象となる人の行動を観察できることにメリットがあります。
街での調査であれば、対象となる人の傾向を把握することができ、店内の観察であれば、お客がある商品を手に取っている回数や時間など細かくチェックすることができます。

しかし、この調査方法には、持ち帰った調査結果を集計・分析するのに手間がかかるというデメリットがあります。
地域によって様々な文化や流行があるため、調査結果が多様なものにもなりがちです。
また、同じ地域で同じ時間帯でも、違う調査結果が得られるケースも考えられます。
そして、他の方法で市場調査を実施する場合も同じですが、調査する目的とその内容を明確にしておくことが大切です。
観察による市場調査はコストがかかりませんが、その目的が明確にないと中身のある調査結果を持ち帰れないことがあります。


         

A.市場調査方法

関連エントリー

市場調査とは 市場調査の動向 市場調査の手法 電話による市場調査 携帯電話による市場調査 インターネットによる市場調査 郵送による市場調査 アンケートによる市場調査 市場調査の集計と分析