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インターネットによる市場調査

近年、特に利用されるようになった市場調査方法が、インターネットを利用する方法です。
パソコンとインターネットが広く普及したことから、市場調査に利用する研究が始まりました。
インターネットには、企業や機関などが収集した情報をまとめたニュースサイトから、個人が独自の調査によりまとめた情報サイト・ブログなどが数多くあります。

インターネットを利用して市場調査をする場合、訪問による調査方法と比べて、やはりコストはかからないで済みます。
また、パソコンはインターネット上の文章及び画像の情報も、簡単にコピーして保存することができます。
調査を実施する前に、ある程度そのフォーマットを整えておけば、集計・分析する際も非常に早く楽にできることも特徴の1つです。
インターネットを利用した調査方法は、他の調査方法と比べてコストパフォーマンスと効率においては最良な方法であるように見えますが、問題点もあります。

それは、その投稿・掲載されている「情報の信憑性」です。
インターネットの掲示板(BBS)を例に挙げるとわかり易いですが、インターネットの投稿は基本的に「匿名」で行われているものが多いです。

インターネット上で議論(!?)が行われる場合、実際に面と向かって議論するのとは違い、単に誹謗・中傷し合っているだけのものが多く、1つ1つの意見の信憑性を計るのが難しい場合があります。
もちろん、名前と職業を公開している専門家が書いているサイト・ブログのような場合は、信憑性が高いと判断して良いものです。

物事の傾向を探るためだけの目的であれば、インターネットを利用した市場調査は非常に有効な方法であると言う意見がありますが、収集した情報の使い方に難しさがあるようです。

先程上がった、面と向かって議論する方法について説明しましょう。
市場調査の方法として、ある一定の人数を集めてグループをつくり、調査に関する「テーマ」を設定して議論させるという方法があります。
ちょうど座談会のような形式で行われるもので、一般的に司会進行係と記録係を用意して行います。
NHKで7~10人ほどの規模のグループで、1つのテーマに関して議論させる番組を観たことがありますが、同じように調査に関するテーマを基に、回答者メンバーに対して質問を投げかけ自由に議論させます。
調査スタッフが同室にいる形式と、議論する部屋とは別の部屋に調査スタッフを待機させ、ビデオモニターするような形式がありますが、現在では後者の形式を採ることが多いようです。

議論による市場調査方法のメリットは、回答者メンバーの様子をリアルタイムで細かく観察できることにあります。
また、議論の過程から更に深く掘り下げられ、予測しなかった発展もしくは新たな発見が生まれる可能性があります。
しかし、このメリットが十分引き出されるかどうかは、モデレーターの能力が重要です。

モデレーターとは、英語で「調停者・仲裁者」の意味を持つ、フォーラムなどの議論の場の管理者のことです。
通常、モデレーターには、設定されたテーマに沿って議論が進行するために、発言を促したり、反対に止めたりする権限があります。
議論というものは集団で白熱してくると感情的になりやすく、テーマから議論が逸れてしまうことが少なくありません。
それを調整するのが、モデレーターの役割です。
このモデレーターの能力次第で、メリットが大きくなるかデメリットが大きくなるかが決まります。

そのほか、議論のメンバー選びも大切です。
議論において大切なポイントは、論理性と協調性です。
他のメンバーに対して誹謗・中傷に当たる発言をする、単に知識を見せびらかす、わかり難い表現を使うなどに当てはまる人は、議論による市場調査のメンバーには不適格です。

         

A.市場調査方法

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